~イライラが減る・子育てに自信が持てる 効果的なコミュニケーション~
ゴードン・メソッド「親業」 @すぎなみ
ご訪問ありがとうございます
私達は、親子関係をはじめとして、あらゆる人間関係が
よりあたたかく、親密になるための
効果的なコミュニケーションの方法をお伝えしています。
この方法を学んだことで、子育てでイライラすることが減ったり、
子育てに自信を持てたという感想をたくさんいただいています。
このホームページを最後までご覧になって、少しでも「親業」に
興味を持っていただけたら幸いです。
ゴードンメソッド・トレーニング「親業」について
「親業」は1962年にアメリカの臨床心理学者トマス・ゴードン博士が開発した、親のための効果的なコミュニケーション・トレーニング・プログラムです。原題は「Parent Effectiveness Training(親としての役割を効果的に果たすための訓練)」。カウンセリング、学習・発達心理学、教育学など、いわゆる行動科学の研究成果を基礎にしています。
そして、親子関係だけでなく、すべての人間関係に効果的なことから、教師学や看護学など様々な講座が 開発されました。
近年、ゴードンメソッドとも呼ばれています。
日本には1979年に紹介され、1980年に設立された親業訓練協会がそのプログラムを提供しています。
親業訓練協会ホームページ
https://www.oyagyo.or.jp/contents/index.html
トマス・ゴードン博士
Thomas Gordon(1918~2002)アメリカの臨床心理学者。
来談者中心療法のロジャースの弟子の一人。
シカゴ大学卒業。同大学大学院で博士号を取得し、5年間教鞭をとった後、カリフォルニア州心理学会長をつとめるなど、臨床心理学者として研究と仕事をする一方、ETI(現GTI)を設立。
1998年には全米心理学財団から、長年の心理学の分野での功績に対しゴールドメダルを授与されました。
ゴードンメソッド「親業」@すぎなみ
2015年に立ち上げた杉並在住の親業訓練協会認定インストラクターのグループです。
私達もかつて子どものために「よい親になろう」と悩みながら努力していました。それなのに、このプログラムと出会って、自分の気持ちが子どもに伝わっていなかったことを知り、愕然としたのです。
そして、学んだ方法で子どもに向き合ったことで、親子関係に変化が出るだけでなく、ありのままの自分を受け入れ、自分の判断基準として軸ができて、周りに左右されなくなり、子育てがとても楽になりました。
今、子育てで悩んでいる親御さんのために、少しでも楽になるようにゴードン・メソッドを広めたいと思っています。
講座・講演会活動の他、すぎなみ子育てメッセなどに参加しています。
(すぎなみ子育てメッセは2020年度で終了となりました)
本当の気持ちが伝わっていますか?
そのトラブルは、気持ちのすれ違いから起きているかも知れません。
効果的なコミュニケーションには
コツがあるんです。
親業の3つのコミュニケーション
ちょっと見ると、誰でもできる簡単なものに見えますが、
実はそれがとっても難しいんです。
聞く
「聞く」時、たいていは、自分が知りたい情報をとろうと聞きだしています。それは、自分のために聞いているんです。
ここでは
子どもの気持ちをくみ取ることで、自分自身の問題を解決できるように手助けをします。
伝える
イヤだ・困ったと思ったことを伝えると、相手を傷つける、ケンカになってしまうのでは、と思って躊躇してしまいませんか?
ここでは
親の気持ちや考え方を率直に伝えるとことで、自分を理解してもらいます。その時、子どもが理解しやすい表現をします。
対立を解く
意見の対立が起きた時、話し合いがなわれますが、折り合わないときは、多数決がなどで決め、少数派は不満を持ちます。
ここでは
親と子の欲求が対立した時、どちらも納得のいく解決策を見つけます。
ゴードンメソッド・トレーニング (親業)講座
講座では、ゴードンメソッド・トレーニング「親業」の概念や内容を、頭で理解するだけでなく、実際に声に出して練習します。
参加者それぞれが親と子どもの役を受け持ち、お互いの気持ちを実感する体験学習や、グループディスカッションをしながら、講座で学んだ方法を日常生活で使えるようにしていきます。
ゴードンメソッド・トレーニング(親業)で期待できること
親と子の関係作り
良かれと思って子どもにかけている言葉が空回りする…。
誰にでも経験があることではないでしょうか。
親の思いを子どもに伝えるためには、いくつかの大切な要素が
存在します。単なるノウハウではなく、コミュニケーションの
根本的な所から一つひとつ体系的に学びます。
自分で考え、行動する力を育てる
親業訓練の特徴は、『子どもが所有する問題』を、親がいたずらに取り上げないことです。
今、誰の気持ちが辛いのか、誰が困っているのか、
そこをしっかり見つめることからコミュニケーションを考えます。
子どもの力を信頼し、自ら解決の一歩を踏み出せるよう、
自立心を損なわない形で手助けする方法を学びます。
社会性と思いやりを育てる
たとえ、日に100回『人にやさしくしなさい』と教えたところで、
本当の意味の思いやりが育つものでしょうか。
親業では、親が子どもの行動を事実として一つひとつ見る練習をし、
それによって被る具体的な影響と、生じた感情を伝えていきます。
善悪を基準に叱りつけたり非難するのではなく、『何が、どう嫌なのか』『なぜ困るのか』を適切に伝えることで、子どもは、親の率直な感情に目が向きます。ここから、思いやりが育つ貴重なチャンスが生まれます。
勝ち負けの二分法からの解放
ゴードン博士は、人間に対立はつきものである、と指摘しています。
たとえ親子といえど異なる考えをもつ者同士、当然その欲求や価値観の反目が起こり得ます。
この対立を『どちらが正しいか』という視点で争ってしまうと、互いに負けたくない気持ちが強まり、解決は難しくなってしまいます。
どちらも負けた気がしない対立の解き方…これがゴードンメソッドがめざす『勝負なし法』です。
適切な形で、子どもにも参加意識が持てる方法を用いれば、思いがけない解決案が叶うことがあります。
親が、力に頼らず知恵を駆使した平和的解決を実践することは、子どものコミュニケーション能力を育む上でも貴重な経験となるでしょう。
受講生の感想
- 自分の言い分ばかり言ってしまいがちで、よかれと思って言う言葉が逆効果であることがわかり、とても納得しました。
- 相手の話を聞くことが大事と漠然と思っていてもなかなか難しいですが、こうやって、体系的なお話の中でテクニックとして教えていただいて、もしかしたら実践できるかも……? という気持ちになりました。
- 対立せず、上手く話を進める方法があればとは、思っていましたが、この講座の内容はそれに通ずる何かが確実にあると思いました。実践していきたいです。
- 思春期の子どもと接する難しさを感じる中、実践を取り入れながら子どもとの関わり方を学べた今日の講演会、多くの親に聞いて欲しかったです。
- 親子関係だけではなく、職場でも夫婦でも自分の親との関係にでも、全ての人間関係に通ずるツールなんだろうなと思い、今日聞けて本当によかったです。
杉並区での活動
2016年 2月すぎなみ子ども・子育てメッセに参加
( 2020年度で終了)
(翌年から実行委員も務め、現在に至る)
2018年 9月 男女平等推進センターの講座・11月 児童館職員研修
2019年 9月 児童館職員研修
2020年 2月乳幼児向けミニ講演会(子ども・子育てプラザ)